「人生ビリ
のクセに」 について
「人生ビリのクセに」 というフレーズについて御説明いたしましょう。 むかしむかし、スーファミの次世代ゲーム機での全盛期がありました。架空のサーキットで馬が走ったり、峠道で山本リ○ダが流れてきたり、 処○ライダーもどきが公道を疾走したりと、本当に絶頂中の絶頂だった時代です。いわゆるアーケードゲーム派生のTVゲームが茶の間やマニアの部屋を彩って おりました。 そこへSCEIがリアル・ドライビング・シミュレーターと称するTVゲーム、つまりGTを発売するのであります。某 イラストレーターのキャラクターを用いたゲームの不評ぶ りを嫌ったのかどうかは不明でありますが、各自動車メーカーと提携した結果、クルマのヴィジュアルは実車そのものでありました。挙動については某レーサー によると「ダートでは全然曲がらないクルマ」だとか。 そして某TVゲームのTVCMにこ の摩訶不思議なキャッチフレーズが登場するのであります。TVCMの内容はこうであります――― ×レ×ジ×ンジ風ファッションをした無気力な青年と、横になぜかワンレンボディコンの女が部屋に居ります。青年はCMされているゲームで1位になり無気 力な勝ちどきを上げるのですが、隣の女が口を開き 「人生ビリのクセに」 と発 します。するとどうでありましょう! 青年が座布団もろとも高速に自転を開 始! そのままTVに向かって直進! そして激突事故! 最後にプレ ステ・ロゴ。 ―――という愉快なCMであります。残念ながらGTのCMではありません。小生 は録画をしそこねました。また、SCEIのCMにも関わらずソニーのサイトにムービーが見当たりません。様々な情報を何でも手に入れられるというインターネットの限界を思い知 らされるのであります。 そんな愉快なフレーズでありますから、小生はこれを由緒ある面白フレーズと位 置付け、GT4のスクショサイトに最も適 したキーワードであると決定したので あります。「人生ビリのクセに」、 このフレーズを歴史に埋もれさせる事は文化の損失なのであります。 |